相模原市は、東京都内から1時間で行ける場所に位置し、商業と自然が共存する街として知られています。ショッピングセンターなどの商業施設はもちろんのこと、JAXAのキャンパスがあるなど宇宙のまちとしても知られている他、相模湖・津久井湖といった神奈川県の水源となる湖や川や、市の約3分の2が山林であるなど自然も豊富。
年間を通して大きな伝統行事、例えば「春:相模の大凧まつり」「夏:城山夏まつり」「秋:甲州街道小原宿本陣祭」など、沢山の魅力があります。そんな相模原の伝統芸能・文化を気軽に体験できるプランをご紹介!
PLAN 01
1830年頃から継承される
『日本一の大凧』を手掛ける
凧職人から学ぶ、
大凧制作&凧揚げ体験
相模の大凧の歴史はとても古く、天保年間から続く相模原市の伝統的な風習です。
現在では、国の無形文化財やかながわのまつり50選、相模原市無形文化財などに登録されています。伝統と技術を受け継ぐ凧職人(相模の大凧文化保存会)から大凧制作&凧揚げの制作過程(体験は三間凧
約5.4m)を学んで、携われる貴重な体験。
※11月、12月上旬のみの実施(時期は変更の可能性あり)、最少催行人数は20名となります。
何枚もの和紙を貼り合わせ、一枚の大きな長方形を作っていきます。大凧の“顔”となる題字を描く大切な部分です。昔ながらの伝統的な製法で作られている“手漉き和紙”を使って、慎重に作業していきます!
“相模の大凧”と言えば、赤と緑で描かれた力強い2文字の「題字」。この2色は「太陽(赤)」と「大地(緑)」を意味しています。文字が重なる部分の色付けは 難しく、原稿を確認しながら塗り進めていきます。
確認天候や風向き、風の強さなどを見極めることが大切です。凧が上がっても、骨組みとなる竹が折れてしまうと修復にも時間がかかることも。苦労を経て作った大凧が大空に舞う時間は感動的になるでしょう。
PLAN 02
和紙に絵付け体験!
自分だけの
オリジナルミニ凧制作
&凧揚げ体験
オリジナルのイラストや文字などを描き、45㎝四方のミニ凧を作る体験です。制作したオリジナルのミニ凧は、お持ち帰りいただき実際に揚げていただけます!
対象年齢:小学生以上(未就学児のお子様でも保護者の方と一緒に参加いただけます)
和紙いっぱいに好きなイラストや文字を描きます。素敵な作品を作りましょう!
絵付けした和紙に骨を貼り、糸目を取り付けるなど、意外と繊細な作業!
揚げ方のレクチャーを相模の大凧文化保存会の皆さんから受け、いざ実践!自分の作った凧が大空に舞う姿は・・言うまでもありません。
PLAN 03
無形民俗文化財「大凧文化」と、
郷土料理「酒まんじゅう」から
相模の歴史と文化を学ぶ
ガイドツアー
日本一と言われる相模の大凧や、祭りや人寄せの際に必ず食卓に上がるごちそうであった「酒まんじゅう」などから、相模原の歴史、文化を学ぶガイド付きツアー
相模の大凧センターでは、大凧の制作手順や凧がどのように大空へ舞うかなどを学べる他、実際に大空に舞う大凧の映像も鑑賞できます。
相模原だけにとどまらない、日本各地に伝わる凧や、外国の凧など約200点の展示があり、凧の文化について学べます。
相模原を代表する食べ物の一つ。昔はご家庭で親しまれており、今では、お祭りやお祝いの際に出てきます。
PLAN 04
地域の伝統芸能
「お囃子」を体験
相模原に受け継がれる伝統芸能「お囃子(はやし)」は、老若男女一緒に楽しめるのが魅力です。演奏を鑑賞した後に、一緒に楽器を体験いただけます。
城山のお囃子は神田囃子に起源をおき、地域一体となってお囃子の伝承に力を入れています。体験前には、城山町祭囃子連絡協議会の囃子連による、圧巻の演奏をお楽しみください。
※囃子連は変更する可能性がございます。
つけ太鼓2つ、大胴1つ、鉦(かね)笛などの五人囃子で構成され、音に合わせて獅子舞やひょっとこなどが舞います。
お囃子の太鼓は、楽譜がなく、基本的に口頭伝承となります。上手く叩くコツは、力を入れ過ぎず、腕をムチのようにして打つこと!
PLAN 05
幻の郷土料理を復活
「かんこ焼き」体験
相模原市津久井地区に江戸時代から伝わる郷土料理。担い手不足により、一時は姿を消してしまった「かんこ焼き」を復活させ、体験できるプラン。
山間地で稲作に適さない津久井地域では、小麦や大豆を栽培し、ごはんの代用食として食ベる粉食文化が根付いていました。
具には山菜、小豆、かぼちゃ、キノコ、漬物など、季節に合わせた地元食材を使います。
四季折々の自然の恵みをふんだんに使った具を小麦粉の皮で包み、焼いてから蒸し上げるという工程自体は簡単です!